先日、山口県長門市に行ってきました。 そのあとの下関にいく道すがら…珍しいものを発見です! 地元の方が「しろうお漁」をされてました。 なかなか見れない光景なので、しっかり話を伺ってみました。
「しろうお」と「しらうお」はまったく違う種類の魚らしく、 前者はハゼ科(素魚)、後者はサケ科(白魚)。 前者は頭の先が丸い、後者はとがっている。
みなさん、へぇ〜×100じゃないですか? 広島で100人に聞いてご存知の方って料理人さんか物知りな人ぐらいですよ。
漁法は四角い網を川底に沈めて、しろうおが遡上して網に入ってきたところをタイミングを見て縄を引っ張って上げる…網の目は細かいので水圧とかでかなり重いんじゃないかと思いましたが、それを3分間隔で引き揚げる時もあるそうで、なかなかの重労働なのです。で、ひしゃくのようなものでしろうおを傷つけないようにすくって捕るという、江戸時代中期から360年以上続く、なんとも昔ながらの漁法でした。 この漁は2月中旬から4月頭までの期間しか解禁ではないので、 見れるのはわずかな期間…そこにたまたま出逢ったとはなんと運がいい!
ポロッと落ちて跳ねてたしろうおを1匹食べさせてもらいましたが、 塩味だけがして、匂いもなにもなく、春の風情を感じました。
そしてもうひとつ…「青のり」です。 写真の中にチラホラ緑色のものがありますよね。 これが「青のり」です。これを天日で干してご飯にかけて食べる。 子供のころに母がよく作ってくれた、青のりごはんですよ。 懐かしいです〜
こういった季節を感じられる日本って素晴らしいですよね。 家にこもって、暗いニュースばかりに心を雁字搦めにされるより、 ちょっと外に出て、身近な季節にふれると心が解放されていいですよ。
今年は3月8日に「しろうお祭り」があるようです。
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