天皇陛下御即位20年記念ということで、11/1〜11/10まで京都御所が特別公開されていました。ご存知でしたか?休日に行くと混雑してるだろうと思い、平日を狙って行ってきました…がっ、平日にも関わらず沢山の人で、年輩の方が多かったですが、その中で若いサラリーマンスタイルの方も多かったのは意外でした。
通常の参観は1時間程度で回れる範囲のようですが、この特別公開は2倍の範囲になるのでじっくり参観しようと思うと2時間以上は歩き回ることになります。普段は要予約ですが機会があったらぜひ行ってみてください。
二条城・・・世界遺産に登録されている二条城は、400年前に徳川家康によって築城されました。その後、色々な歴史を経て、約270年後に大政奉還により天皇に渡されました。
二条城の外側の装飾には菊花紋ばかりなのですが、内部の装飾は徳川家の葵紋のままなのです。なぜなんでしょう〜。なんだかそれを考えるともっと歴史の背景が知りたくなりますよね。そして、権力の誇示が目的であったことを思わせる、華やかな装飾と狩野派による襖絵は圧巻です。京都御所の天井は質素な板張りであるのに対して、二条城の天井はこれでもかというような装飾。床もうぐいす張りと呼ばれる歩くと音のする廊下で、密談しているときに人が近ずくとわかるような仕組み(?)で出来ていました。キュッキュッって鳴るんですよ。
京都御所と二条城はセットで拝観するのがおススメですね。天皇という立場と将軍という立場の、ハッキリした違いを感じることができると思います。
ちなみにNHKの大河ドラマで「天地人」をやってますが、その映像にある細部の装飾…釘隠しとかの細かいのはかなり正確に再現されてる事がわかりました。時代物のドラマや映画を今後見るときにも、以前より楽しめそうですね〜。
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